年次有給休暇を請求したら代休で処理された話


今回の話は、私が受けた労働相談をフィクションを交えながら紹介します。
私、過去に以下の労働相談を受けました。
相談者曰く、正社員ということで何度も休日出勤させられ、その上長時​間労働が続き、休まないと精神的にも肉体的にも限界に達してしまうといことで年次有給休暇を上司に申し出されたそうです。しかし事業所の責任者は有給ではなく休日出勤した際の代休を優先的に取得しなさいと言い(法律的にも有休より代休が優先されると言い放った様子)、申し出た有給を却下しました。
相談者は法的に代休の取得が優先されるべきと言うことは本当なのかと疑問に思われているようでした。
おそらく使用者(事業所の責任者)は代休として処理することで、休日出勤した日の賃金支払いを免れようとする意図があったのでしょう。
また、本来ならば代休で処理したとしても休日出勤における割増賃金の35/100(35%)は支払わるべきであるのに、この様子だと割り増し分さえ支払われていなように思われます。
有給の時季指定権は何よりも優先されてしかるべきなのに、このように代休で処理する企業が現状多く散見されます。
この記事をご覧の皆さん、会社から代休で処理したいと言われても、有給を申請すればそれが優先されますのでしっかりと断りましょう。また、代休を取得していなければ休日出勤の際に割増される35%分の賃金が給与明細に時間外労働分として記されているのかも確認してみましょう。
支払われていなければ賃金の未払いとして労働基準監督署に申告することも可能です。

とは言ってもお一人で会社に物申すのは勇気がいること。
一人で悩んでいるのでした、メールや無料労働相談でご相談下さい。
必ずや力になります。

(2014年6月15日 岬 篤嗣)

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